“Heating Up People, But Not the Planet”
FIAT&ABARTHブランドが属するステランティスでは、全ブランドの電動化を見据えて、それぞれにステートメントを打ち出していますが、冒頭のセンテンスがABARTHに対してのものです。
”人々は熱狂させるが、地球を熱くはしない”
つまり、ハイパフォーマンスは標榜しつつも、やはり電動パワートレインへの移行を示唆している。
蠍のエンブレムマークを掲げるABARTHシリーズにだけは、どうにかして内燃機関の純粋なエンジン車が残ってほしい…という一縷の望みも、ファン心理として抱く気持ちはあるものの、残念ながら現実的ではありません。遠からずヨーロッパでは環境規制で乗れなくなってしまいます。
ちなみに画像は、レンダリングと呼ばれるアイデアスケッチ(想像図)です。
500eをベースにCGでフロントバンパーとエンブレムをABARTH595仕様に描いてありますが、それっぽいですよね笑
名前はどうなるのでしょう?
やっぱり595e(イー)?
ステランティスの動画『EV Day2021』で具体的な明言されましたが、アバルト・ブランドも2024年からの電気自動車化を目指しています。なので、ツインエアが2018年にひっそりと生産終了したように、2年前の2022年にはアバルトのエンジン製造もその役目を終えるのではないかと言われています。
既に生産終了したモデルのABARTH124スパイダーと、現行の595・695シリーズが蠍のエンジン搭載車としては最後になるのはほぼ確定的ですが、スポーツカーとしてのABARTHブランドの100%電気自動車への移行を、サソリファンがスムーズに受け入れられるのか?あるいは納得させられる程のスペック車をEVで示すことが可能なのか?
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少なくとも、レコード・モンツァの痛快な排気音のような”ABARTH"らしさを表現する”何か”が必要なのだけど、エンジンが奏でる音のないEVアバルトって今はまだ想像できないなー。"Officine Abarth"のエンジニア達は既にアイディアを持っているのでしょうか。
ABARTHならと期待はしてしまうけれど、次の展開を待つしかないのは少々歯がゆいものですね(^-^;
旧チンクことNuova500もEV化。変化の波はすぐ目前!