ハッチバックの「BERLINA ベルリーナ」とコンバーチブルの「Cabrio カブリオ」に続いて、新しくバリエーションに加わったのが「3+1」という”観音開き”ドアで話題となっているモデル。
イタリア語での読み方(呼び方)は「トレ・ピゥ・ウーノ」すなわちトレピウーノ(Trepiuno)です。
助手席側に逆開きとなる小さなドアが追加され、後部座席へのアクセスを容易にする役割を果たしています。
欧州車は左ハンドルですから右サイドがこの仕様になりますね。(もし日本導入するとなると逆の左サイドに設置しなくてはならないけれど、どうするのでしょうか?)
荷物の積み下ろしや後部座席に子供を乗せるときなど、実用面に配慮した作りです。
右側中央の柱(Bピラー)がなくなるので、車の剛性を高めないと、事故などで側面から衝突した際に危険です。そのため、ドアの構造自体を強化しているようです。また、誤って開いてしまうことを防ぐために、後部ドアは前部ドアを開けてからでないと開かない様になっています。このシステム全体で、車の重量は約30kgほど増加していますが、フィアットによると重量による動力性能への影響はないとされています。
イタリア語では「contro vento(風に向かって)」という表現となる「逆開きドア」ですが、その起源は1950年代のFIAT車にみられます。ヒンジが逆に付いてる逆開きが主流の時代があり、チンクエチェント(Nuova500)も初期型は逆開きドア。後に安全性向上の理由から改められました。
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