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ルパン三世の黄色いチンクがEVコンバートで電気自動車に!FIAT500クラシケが電動で走る!

投稿日:2022-03-30 更新日:

ルパン三世 カリオストロの城』でFIAT500に出会い、いつか大人になったら乗りたいな…って憧れた昭和世代のぼくら。

あれから30年の40年も経って、ようやく少しワガママに遊ぶ余裕もできて来た頃だけど、もうじき内燃機関をもつクルマが走っちゃいけなくなる時代に差し掛かろうとしている。

これはきっと、朗報。

チンクエチェント博物館が、未来にクラシカルな旧車のフィアット500を遺すため、”クラシケ”EV化に挑戦。その開発プロデュースと一般販売へのプロセスを着実に踏み出している。

 

将来も街を走り続けられる旧車を遺すためには?

旧チンクエチェントこと、50年前以上のクラシックカー『クラシケ Classiche』である先代FIAT500をEV車にコンバートするという「チンクエチェント博物館」のプロジェクトは、なにも奇をてらった改造車づくりではありません。日本は元よりイタリア本国にも廃車でスクラップされるか朽ちるのを待つだけの旧チンクを蘇らせ、一台でも多くの旧チンクを元気に復活させたいという強い想いと願いがあるからです。

もちろん、フルレストアで可能な限りオリジナルの旧車の状態に近い形で復帰させる取り組みも、同時に行われています。

世界中で愛されているフィアット500は、部品供給や専門店も多く、どちらかと言えば旧車としては比較的維持しやすい方の部類。熱心なファンが沢山いるからこそFIAT&ABARTH系のイベントはいつも盛り上がるし、ネットやSNSを通じての新旧500オーナーさん同士の交流や情報交換も活発です。

しかし、古いエンジンが入手できたり部品をリビルドできたとしても、CO2削減や環境問題はいよいよ”待ったなし”の状況ですし、先をゆくヨーロッパしかり厳しくなる規制のなかで現実的に乗り続けること自体が既に難しくなっているのは周知の通り。

オリジナルの旧フィアット500を将来に遺せるにしても、まさに博物館に展示して飾られるだけのチンクエチェントばかりになってゆく未来… かもしれません。それはあまり想像したくはないけれど、現状そうなりつつあるのは事実。

 

コンバートEVはまさに未来への再生エネルギー

ゼロエミッション車が、必ずしも最新テクノロジーでまさに”0”から生み出される、新しいEV・電気自動車やハイブリッド、燃料電池の水素自動車とはかぎらない。その可能性を示せるのが、古きよき往年のヴィンテージカーの身体に命を吹き込む『コンバートEV』なのかもしれません。

コンバートEVとは、内燃機関でガソリンを燃やして走っていた車のエンジンを電動モーターに積み替えて、EVに仕立て直すこと。

 

昭和世代なら、TVアニメ&映画「カリオストロの城』」に登場したルパン三世の黄色い愛車『フィアット500』は永遠の憧れではないでしょうか。FIATのみならずイタリア自動車のアイコンとして殿堂入りしている旧チンクエチェントこと”クラシケ”500が、姿形はそのままに、電気自動車のハイテクマシンとなり令和の日本で再構築される…!

クラシックカー・ヴィンテージカーに改造を施してEV化する「EVコンバート」の流れは、今まではブームや流行りの側面もあったのだけれど、チンクエチェント博物館の主導する「クラシケFIAT500ev」の製造・販売プロジェクトは、たとえばYouTube動画で注目を集めるような個人製作のスワップ車とはちょっと違う。

半世紀以上も昔のクラシックカーNuova500の”クラシケ”が、現代の暮らしの中で現役のアシクルマ(乗用車)として活躍できれば、後世に遺してゆくことができ、保護・保存にも繋がるという考え方に依るところが大きい。たしかに、旧車を維持して乗り続けるにはある程度の知識や整備技術は必要だし、当然ながらお金も掛かります。なかなかハードルが高いのは実情といえるでしょう。

誰にも乗られることもなく眠っていた車両を見つけ出してサルベージし、提携するイタリアのカロッツェリア(自動車工場)でレストア、EV・電気自動車として新しい命を吹き込みます。内外装ともに可能な限りオリジナルのレトロな趣を活かすよう大切に仕上げて、日常的なアシとして普段使いできるクルマを目指します。

 

オートマ限定免許でも運転できるメリット!

当然ながら元々のフィアット500はまだAT車のない時代のクラシックカーなのでMT車です。マニュアル免許を取得していない人にとって旧車に乗るためには高めのハードルであった筈ですが、EVコンバートされた旧チンクなら、オートマ限定免許でも運転が可能です。

というのは、そもそもエンジンではなく電動モーターで走るEV車にはトランスミッションが必要ありません。ラジコンと同じで、モーターは回転させる電力の強弱をコントロールするだけで出力・スピード調整が可能なので、ギアチェンジがありません。なので、今まで古いヴィンテージカーに乗りたくても免許の都合でチャレンジできなかった人たちにとっても朗報です。

Nuova500”クラシケEV”はリチウムイオンバッテリーを搭載、5.5kWのワンバッテリー仕様と10kWのツーバッテリー仕様があり、航続距離はワンバッテリー仕様だとフル充電で約40km、ツーバッテリー仕様だと約80kmだそうです。

後輪駆動で、モーターの最高出力は13kW(18ps)、最大トルクは160Nmを発生。フロントボンネットには燃料タンクの替わりにバッテリーが収まります。電動モーター車の特性として、静止状態からでもパワーを引き出せるため、現代車・イマ車のなかに混ざって走っても、スピード負けせず交通の流れに乗れるから安心感はあるでしょうね。

 

EVフィアット500のデメリットは?

しかし、気になる車両価格は、フルレストア済みのワンバッテリー仕様で税込506万円、ツーバッテリー仕様だと税込550万円とななり、趣味のクルマだとしても値段はかなりお高め。それはデメリットの一つかなと思います。

旧来のオリジナル・チンクエチェントなら、プロショップ・FIAT500専門店が整備したレストア済みの実走車であってもそこそこ高くて250万円ほどのアベレージだと思うので、その倍となると中々のものですよね。なんだったらアバルト595のコンペティツィオーネが新車で買えちゃう金額ですから庶民のアシというわけにはいかないでしょう。

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