ゼロ・エミッション車とは?
ゼロエミッション車とは、英語で「zero emission vehicle」です。
日本語定義としては「排出ゼロ車」という意味になります。
ガソリンエンジンやディーゼルエンジンの車などでは、車両に搭載された動力源から健康や環境に有害な二酸化炭素(CO2)・窒素酸化物(NOx)・一酸化炭素(CO)・炭化水素(HC)・粒子状物質(PM)といった、大気汚染物質や温室効果ガスを含んだ排気ガスを排出しています。
ゼロエミッション車とは、こうした有害な排気ガスを一切排出しない車のことです。
つまり、電気自動車(EV)・燃料電池車(FCV)がこれに該当します。最新型のピュアEVモデルであるフィアット500eは、たとえば日産リーフ同様にゼロエミッション車となります。燃料電池車(水素自動車)についてはトヨタの『ミライ Mirai』が筆頭ですが、フィアットで開発に着手しているという話は出ていません。
ハイブリッド車(HV)はガソリンエンジンを搭載しているので、基本的にゼロエミッションには含まれません。
なので、フィアット500 HYBRID/フィアットパンダ HYBRIDはゼロエミッション車ではないという認識となります。マイルドハイブリッドというシステムであり、あくまで3気筒エンジンを電気モーターがサポートする程度の”マイルド”な仕様のため、環境性能としては充分ではありません。
ZEV規制とは?
ZEV規制(ゼロエミッション車規制)はアメリカのカリフォルニア州が1990年に最初に導入しました。
カリフォルニア州内で一定台数以上自動車を販売するメーカーは、販売台数の一定比率を電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)といった排出ガスを出さないゼロエミッション車(ZEV)にしなければならない、という規制です。
この規制をクリアするためにFIATが北米市場のカリフォルニア限定で開発・導入したのが、最初のフィアットEV車である『500e チンクエチェント・イー』です。
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