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従来のガソリンエンジン車では「燃費」がどのくらいか?というのは重要で、新しく乗る車選びの時などは特に気になる数値だと思います。カタログ燃費を参考にしつつも、街乗りの実燃費としてガソリン1リットルあたり何キロ走行できるかは当然ながら関心を抱くところ。
その点、ハイブリッドを除いたピュアEV・電気自動車にはガソリンは一滴も入りません、必要なのは電力です。燃料ではなく電気なので「燃費」が転じて、”電費(でんぴ)”となるわけですが、ちょっと数字は意識しにくいですよね。ここではEVフィアット500に乗るにあたっての、気になる『電費』について解説しますね。
EVフィアット500の充電コスト(電費)
もちろん家庭の電気代はエネルギー提供している電力会社や地域によって異なりますので一概には言えません。EVフィアット500が日本発売された後に、また改めて加筆する予定ですが、ここでは欧州での一例(FIATオフィシャルHP掲載)を書いておきます。
およそ100kmを走るための充電を家庭で行うのに平均2.80ユーロとのことです。公共充電スポットとなるとコストが違ってくるのですが、ヨーロッパの場合の概算としては100km走行分の使用料は平均6.30ユーロほど。
表示されている数値は目安でしかありませんので正確性についてはご容赦下さい。計算で使用されるエネルギーコスト*は、ユーロスタットから取得された平均値であり、この消費数**は、WLTPテストサイクルから得られる推定消費量で使用されます。また、これらのコンポーネントは実際の運転結果を反映していない場合があります。これらは、バッテリーの初期充電、取り付けられたコンポーネント(事前記録後)、天候、運転スタイル、負荷などの多くの要因によって影響され異なってくる数字であることが前提となります。
** 100kmあたりのコスト=エネルギーの単価(kWhあたりのコスト)x消費量(kWh / 100km)
*使用の例を:あたり0.2ユーロキロワット時は11.8 * X kWhと100キロ= 2.36ユーロ当たり
*使用の例を:あたり0.45ユーロキロワット時は11.8 * X kWhと100キロ= 5.30当たりユーロ
電費と燃費の違いは?単位は『キロワットアワー』
ガソリンエンジン車の「燃費」の単位は、御存知の通り『km/リッター』です。
これがEV・電気自動車となると電費の単位は『kWh』(読み方→キロワットアワー)となります。
「○○km/kWh」(1kWhで走る距離)
「△△Wh/km」(1km走るために消費した電力)
といった数値をEVモデルの紹介で見かけると思います。
kmはキロメートルなので簡単ですけれど、kWhは何なのだろう?なんか昔々に理科とか科学の授業で習ったような気もする?といった感じですよね(^-^;)
kWhは「キロワット時」または「キロワットアワー」と読みます、1キロワットの電力を1時間連続して消費した場合の電力の量、すなわち使用電力×時間の単位の単位となります。
kWh(キロワットアワー)とは?
「W(ワット)」に「h(アワー)」を加えた「Wh(ワットアワー)」は、その名の通り、電力×時間を示す単位です。 つまり電力量を指します。 ... ちなみに、k(キロ)は1,000倍を意味しますから、1kW(キロワット)=1,000W。 よって100Wh=0.1kWhとなります。
まあ、最初のはじめましてでは、なかなかピンとこないのですけれど…、たぶん慣れちゃえば平気。
さてさて、では「電費」の目安として、日本で販売されている電気自動車の「電費」はどのくらいなのか?ガソリン燃費と同じように運転条件や環境に左右されるので大まかな数字となりますが、およそ3km/kWh~7km/kWhくらいまでの間だそうです。最も電費が良いのは2019年9月発売のテスラ「モデル3 SR+」で、EPA電費は6.4km/kWhとのことです。
このEPAとは、アメリカの基準です。EVフィアット500の表記で用いられているのは国際基準のWLTC(WLTP)の方みたいですね。日本にも独自の基準JC08があるのですが、深く掘り下げていると理科の授業みたいになってしまいそうなので、とりあえずはここまでにしておきましょう(笑)