EVフィアット車普及のために、2021年3月16日から「KIRIプロジェクト」という企画を打ち出しているイタリアのFIATブランド(Stellantis)です。
KIRIプロジェクトとは、電気自動車のEVフィアット500のハンドルを握ることで、環境により配慮した運転をしているとして特典が与えられる企画。欧州13か国の顧客が対象となっています。新型フィアット500EVに乗れば乗るほど、「Kiri Coins」(キリ・コイン)と呼ばれる仮想通貨がもらえます。
新型EVフィアット500に装備されたインフォテインメントシステムを介して、走行距離に応じたKiriCoinsがフィアットアプリ内に仮想ウォレットとして貯まるシステム。
走行距離や速度などの走行データがKiriクラウドに送られ、自動的にKiriCoinsに変換されます。市街地を1km走行するたびに、KiriCoinが1付与される。KiriCoinは、2ユーロセントの価値。例えば、年間走行距離が1万kmの場合、およそ150ユーロに相当します。貯められたKiriCoinは、商品やサービスに交換できるとのこと。
これは、より持続可能で環境に優しいゼロエミッションな運転行動を促進するために、2020年にイギリスで生まれたそうです。創設者はマウロディベネデット、ルカルビーノ、カイシルドハウアー。その取り組みに、新しいEVフィアット500を用いてステランティスが参加したわけです。
EVフィアット500により多く乗ってもらえるよう、最高のエコスコアを達成したドライバーには追加特典もあるというメリット付き。スコアは、0から100までのスコアで、どれだけ効率的なドライブが行われたかが「Uconnect」で計測・判定されるそうで、リアルタイムでエネルギー消費改善に役立てることができます。
将来的にKIRIプロジェクトは、再生可能エネルギーや食料品など、他の分野に拡大される可能性もあり、その目標は「持続可能なライフスタイルへの取り組みを奨励するロイヤルティプログラムによって、環境に配慮した人々のコミュニティを構築すること」としています。
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