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次期フィアットを担う最新型EVモデル500eは、FIATお膝元の北イタリア・トリノの「ミラフィオーリ工場」で生産されています。
エレクトリック・チンクのための新生産ラインは「ミラフィオーリ Milafiori」というのは、フィアット好きにとっては胸アツ展開ですよね。2007年デビューの現代版フィアット500シリーズも、歴史あるトリノのミラフィオーリ工場で生産されていなかっただけに、EVモデル製造拠点がイタリア復帰するというのはとても感慨深いです。
フィアット誕生から120周年、そしてトリノ・ミラフィオーリ工場が80年の歳月を重ねた2019年に、ミラフィオーリ工場での500生産の復活が発表されました。同工場では、近年まではアルファ・ロメオMiTo、マセラティ・レヴァンテを製造。
最新型となるEVフィアット500の生産ラインを新たにミラフィオーリに設けるというのはなかなか粋というか、実にイタリアらしい伊達っぷりですが、いちいちやることがニクイです。こういうセンセーショナルなの、本当に上手い。
もちろん、ただ単に演出感だけを狙っただけでなく、フィアットとイタリアの誇りを未来に繋げる意味合いも強調されています。
イタリア車は「メイド・イン・フィアット」であり「メイド・イン・トリノ」であるという原点。
FIAT車の誕生したピエモンテ州・トリノの街の豊かさに貢献し、革新する決意の現れでもあるのかもしれません。従来、イタリア人は郷土愛がひじょうに強いですからね。
グローバルな世界的自動車メーカーとして拡大しきって、再びイタリアに戻るという流れは個人的に好印象です。それも、新しい電気自動車(EV)となるエレクトリック・フィアット500(チンクエチェント)のプラントをプロジェクトの頭に持っていき投資するという、ミラフィオーリ再生のストーリ―はとても面白いと思います。
計画当初の新ライン生産能力は年間8万台とのことでしたが、電気自動車・EVモデルの需要が予測より高まるようであれば、数を増やすことも可能とされていました。7億ユーロの総投資により、稼働より約1,200人が次期フィアット500のBEV(バッテリー電気自動車)が専念、段階を追ってFCAグループ下のその他の製品も続くという計画。