EVシフトに舵を切るフィアット。2019年は次期フィアット最新型へのフルモデルチェンジ、電気自動車・ハイブリッド車の開発と市場投入の第一歩を踏み出すと言われて来ましたが、ついにジュネーブモーターショー2019で未来のフィアットを担うであろうコンセプトカーが発表されました。
コンセプトカーの名前は『 チェントヴェンティ Centoventi 』
120周年となるフィアットを象徴する「120(チェントヴェンティ)」という数字を背負ったEVコンセプトモデルで、次世代の「フィアット・パンダ」開発のベースとなる車と言われています。
●Topic●ツインエア販売終了!
プロモーションムービーは3月5日にオフィシャル公開され、コンセプトカーの実車はジュネーブモーターショー2019で発表されました。
ジュネーブの会場では発表の瞬間までカバーが掛けられ文字通りベールに覆われた状態だったそうですが、そのフォルムから「フィアット・パンダ」の後継となるコンセプトカーと予想されていました。
もともと次世代フィアット車の先鋒となるのは500(チンクエチェント)ではなく「フィアット・パンダ」が既定路線とされていて、以前に別の記事でも触れていたのですが、日本では500の方が売れているのに対してヨーロッパでは2018年に販売台数17万台をマークしているPANDAが根強い。現代版のアシ車として定着していると言えます。
そして、満を持してお披露目された…
この『チェントヴェンティ』という、フィアット・パンダに着想を得たEVコンセプトモデル。
1899年7月11日にイタリアのトリノに誕生した「Fabbrica Italiana Automobili Torino」(トリノ・イタリア自動車製作所)は、その頭文字から「FIAT」社となったわけですが、この2019年に記念すべき120周年を迎えます。
先述の通り、その「120」という数字を表すイタリア語で「チェントヴェンティ Centoventi」という名が与えられていますが、FIAT好きならお気付きの通り「チンクエチェント」の「チェント」が入ってるあたり何とも心憎いイタリア人のセンス…!!
チンクエが「5」で、チェントが「100」ですからね♪
(ちなみに「ヴェンティ venti」が「20」)
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